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車イスの基礎知識

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車いす使用者への介助

 街中で、車いすを押してもらって散歩や買い物に来ている人を見かけます。中には、電動車いすに一人で乗っている人もいます。障害があっても手足の機能に応じて、車いすや杖など補装具や日常生活用具を利用し、自由に移動できるようになってきています。しかし、車いすを押したり、高いところの物を取ってもらうための手伝いをする人が必要な人もいます。本人の希望をきちんと聴いて手伝いをすることが大切となります。

介助方法

 何をして欲しいのか、まず聴きましょう。車いすなどを利用しているからといって、すべての人が介助を必要としてるわけではありません。介助は、相手が必要としていることを行いましょう。不自由さは、一人ひとり違います。介助はどのような方法が望ましいか、確かめてから始めてください。相手と十分なコミュニケーションをとる必要があります。また、言語の障害の人もいますので、ゆったりした会話を心がけ、相手と話す場合は、姿勢を低くして同じ高さの視線に合わせることも大切です。

● 無理は禁物です

車いすの介助は、複数の人が必要な場合があります。ひとりで手伝うのが無理だったら応援を求めましょう。無理をすると相手に怖い思いをさせてしまったり、介助者自信の怪我などにつながります。

● 車いすを操作しなくても介助はできます

車いすを操作している人や介助をしている人の荷物を持ったり、介助しやすい様に車いすの前方の場所を開けることも介助のひとつです。

● 介助に際しての注意点

出来るだけ会話を交わしてお互いが理解できるように務めることが大切です。介助がうまく出来るかどうかはお互いがどれだけ信頼し合えるかどうかということが大きな要素です。そのためにも「やってあげる」ではなく「ともに歩む」という気持ちが大切です。

◎ ポイント ◎

○ まず一言

「お手伝いしましょうか?」(相手の気持ちを確かめましょう)
もし断られたら「お気をつけて」(気持ちよく別れましょう)

○ 何を、どのようにして欲しいのか確認しましょう

相手の意思を尊重して、出来るだけ相手の望む方法で

○ わからないことや、出来ないことはしない。無理をしない。

“危険につながることはしない”を第一に

○ 一人で無理な場合は、周囲の人に協力を求めましょう。

安全な方法を十分に打ち合わせて

○ 自分の介助姿勢にも気をつけて。

操作の基本を知って正しい姿勢で

 

車いすの各部名称

 
   

1.

ハンドグリップ
  (介助用にぎり、介助用ブレーキがつくことがあります)
2. バックレスト(背もたれ)
3. 大車輪(後輪)
4. ハンドリム
  (自分でこぐときはここに手をかけて車輪をまわします)
5. ティッピングレバー(段差越えに使用)
6. ブレーキ
7. キャスター(小車輪)
8. フットレスト(足台)
9. レッグレスト
10. シート
11. スカートガード(衣類が車輪に巻き込まれないようにします)
12. アームレスト(肘かけ)

◎ 車いすの介助方法 ◎

● 平地での押し方

車椅子の真後ろに立って、両手でハンドグリップを深くしっかり握ります。前後左右に注意して、一定の歩く速度でゆっくり押します。路面の段差や溝、砂利道や柔らかい芝生などでは、ハンドルをとられやすくなります。

● 坂道での押し方

上り坂では、後ろから少し体を前に傾けて一歩一歩確実に押し上げます。押し戻されないように注意してください。
下り坂では、後ろ向きで車いすを支えながらゆっくりおります。緩やかな下り坂でやむを得ず前向きで下る必要がある場合は、車いすを引っ張り上げるようにしながらゆっくりと下ります(車いすだけが先にいく危険があるので、十分に引き寄せてください)。

● 段差では

階段を上がるときは、テッピングレバーを踏み、ハンドルを押し下げ、キャスターを上げて段にのせます。後輪を押し上げます。段差を下りるときは後ろ向きで、上がるときの逆の要領で降りるようにします。

● 階段では

介助は基本的には4人以上で行うようにしましょう。車いすを階段に対し、前向きにし、ブレーキをかけます。車いすによっては、アームレストやフットレスト等のパイプを持つと取れてしまうこともあるので、車いすのどこを持つのか相手の人に確認しましょう。介助者は、各自持ち場につき、車いすを持ち上げます。歩調をあわせてゆっくり一歩一歩段差を上がります。車いすの向きは、いつも階段の高い方を見るような向きにします。階段に踊り場があれば、必ずいったん車いすを降ろして、体勢を整え、持ち直してから再度持ち上げます。降りるときも同じ要領で降ります。

 

 




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